赤い目の怪物

赤い目の怪物にはどんなものがいただろうか。
鏡を見ながらそんなことを考えた。
何故なら両目とも真っ赤にした生き物がそこに映っているからだ。

これまでずっと、運動(気功)の後は入浴するという習慣になっていた。
汗をかくということが最大の理由だが、馬歩(空気いすのような運動)をした後は膝が痛くなるということも理由の一つである。
だが、ここしばらく、風呂から上がると目が真っ赤になっているのだった。
充血用の目薬を点眼するとすぐに治るのだが、毎日のことなので気味が悪い。

気功の後は収功(整理運動のようなもの)を行い、「気」が落ち着いたところで日常生活に戻るのがセオリーとされているのだが、これまではあまり重きを置いてこなかった。
特に問題は感じられなかったし、冬場は汗が冷えて寒いのだ。

この目の充血が収功を怠けているせいなのかどうか確認するために、念入りな収功を行うケースと、収功を行わないケース(入浴までの時間は同じにする)を分けて複数回試してみた。
結論:収功をきちんと行うと目の充血は発生しない。
功が進んでいるのか、老化で障害が発生しやすくなっているのかは不明だが、セオリーは守った方が良いらしい。

さて、赤い目の怪物にはどんなものがいるだろうか。
筆頭はなんといってもモスマンだろう。飛ばされたゴミ袋に車のテールランプが反射した説や、フクロウ説などあるが、フクロウの目は赤くない、はず。
網膜の反射で赤く見えることがあるのかな…と思っていたらオレンジ色っぽい目のフクロウもいるようだ。
フラットウッズモンスターは顔が赤いのであって、目は赤くなかったはず…と思い検索していたらこんな玩具が見つかった。
…結構良くできている。日本では売っていないのかな。
そういえばチュパカブラも赤い目をしていたはずだ。

山海経には雍和(ヨウワ)というモノが載っている。赤い目、赤い口、体は猿に似ている。これが現れると国がたいへんな恐怖に見舞われるとのこと。

怖いのは嫌なのでちゃんと整理運動はすることにしよう。