ストレスと組紐

先日NHK教育テレビ(今は「Eテレ」と言うらしい)を眺めていたら、編み物の番組で興味深い話をしていた。
東日本大震災の被災地に毛糸、編み棒、編み図を送るという支援活動の話だった。
これはたいへんに理にかなっていると思われる。

避難所に入るなどして当面の安全が得られた後でも、避難所での生活は大きなストレスになることがある。
その際に、「何か無心になれるもの」があるというのはたいへん大きな救いになるのではないだろうか。

その番組でも、
「被災地支援はイベントであることが多く、それは終わってしまえば、また一人の生活に戻される」
という被災者のお話があった。
没入でき、適度に体を動かし続け、そして形が残る(生活の役に立つ)、ということで編み物は最適解なのかも知れない。

手芸のジャンルに「パラコードクラフト」というものがある。
パラシュートに使われる紐(=パラコード)を使って組紐やマクラメのように編み上げて、ブレスレットやベルトなどを形作るものであるが、その発祥を調べると
「戦場でのストレスを紛らわせるために兵士が始めた」
という話が散見される。

たいへん説得力がある様に思われるが、しかし、ざっと調べた限りでは文献などにはたどり着けず、どの時代、地域から広まったのかはわからなかった。
別の話ではパラシュート降下兵のための集中力訓練のために用いられた説もあるようだが…。

子どもの頃に徹底された地震教育では、とりあえず「その場を生き延びる」ことのみに焦点が当てられており、その後の生活については何も言われていなかった。
もちろんその場を生き抜くことが大前提だが、その後の生活や、ストレスへの対応方法などもトータルで教える場があっても良いかもしれない。

パラコードクラフトや、組紐なども少し調べてみようかとも思う。特に組紐には呪術的な意味合いを持たせたり、仙道修行にも用いられる(九星組紐)様だし…。

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