これまでの脚の痛みではなく、心臓や息が苦しいという点が面白く、珍しくまじめに続けている。
当初2分ももたなかった静かな呼吸が今では5分ほどはもつようになった。
とはいってもごまかしごまかしではあるが。
だが、この運動、異常なまでに汗をかく。季節のせいもあるのだが、簡単に、面白いほど大量に汗をかくので実際楽しくなってしまうのだ。
だが、どこでやるかが問題になる。うっかり和室でやった日には遠からず畳の張替えが必要になるだろう。
というわけで風呂場で行うことにした。床に落ちた汗は流してしまえば良いし、湿気がこもっているのでさらに汗をかけるし。
最初の3分くらいで汗が噴き出し、5分で1セット終えると床には半円形の汗のシミができている。円を作るような形で両腕を前に出しているのでそこから落ちた汗がこんな形を作るのだ。
効果としては、脚が熱くなるのが感じられる。
站椿功をしている時もそうなのだが、普通に座っている時もふとした拍子に足に熱が感じられることがあり、これまでにない感覚なので何らかの効果が出ているものかと思われる。
気になる点としては、全身ずぶぬれになるため、一応の収功動作を行った後すぐに入浴することになる。だがこれだときちんと収功ができているかよくわからない。
自分では気がついてないだけで、実はせっかく収まった気が入浴によって上がってしまっているのかもしれない。
ここ最近、風呂から上がって鏡を見ると両目とも眼球の下半分が充血していることが多いことに気がつく。
これはやはり変なところに気が上がっているのか、それとも(自分にとっては)過酷な運動で血圧が上がってしまっているのかとちょっと恐れおののく。
だが、数日前にふと思いついて眼を閉じて站椿功を行ってみた(実際は半眼が推奨されているが)。
結果、眼は充血しなかった。
つまりこれは、あまりに大量の汗が眼に入り、眼窩にたまるので眼の下半分だけ赤くなるとそういうことらしい。
汗は、少量かく場合塩分を再吸収する機構がはたらくのだが、大量にかく場合この機構が追いつかず、塩分濃度が高い汗が出ると何かで読んだ。0.9%ほどまで濃度が上がるらしいので、そんな塩水にさらされたらそりゃ眼も赤くなるってもんだよ。