実に5年ぶりに飛行機に乗ることになった。手順を忘れていたり、新しい手順になっていたりで慌てることの多い旅となってしまった。
・予約確認書読取で一苦労
S社のチケットを予約しておいたのだが、予約確認書には、端末でチェックインせよ、と指示がある。二次元バーコードを端末のセンサーにかざす仕組みのようだ。わかった、とかざしてみる。
…読み取らない。
もう一度バーコードの注意書きを見る。「バーコードを上にして、ここにかざしてください」ほう、この二次元バーコードは上下逆では読み取れない仕様なのか。
上下を確認してかざしてみる。だが、…読み取らない。
考える。
―もしかして「上」とは予約確認書の長軸に対し手元から遠い方、を指すのではなく、表裏の表を意味しているのか?!表裏を逆にして試してみると…
読み取った!
そういう時は「バーコードが印刷された面を表にして」とか表記するのではないのか。だいたいこの赤く光っている部分はセンサではなくただの発光部で、上の方に受光部があるのか?
・手荷物検査で一苦労
どれだけ注意してもほぼ確実に金属探知機にひっかかる(荷物ではなく身体の方が)ので、財布も小銭もベルトに括りつけのキーホルダーも外した(おかげで爪がはがれかけた)というのに、やっぱり警報が鳴る。ベルトも外して靴も脱いで、だが、鳴る。ポケットの中身を出すことになり、ポケットティッシュと、のど飴の袋。
係官「それです。」
え?アルミのパウチも駄目になったの?じゃあ風邪の症状を抑えるための鼻炎薬と咳止めのカプセルも?
係官「アルミシートは駄目です。」
…知らなかった。病弱なので緊急用の薬を常に持っていないと不安で仕方がない私だが、これまでひっかかったことはなかったのに。
・気圧の変化で一苦労
今回は風邪をこじらせ、鼻炎薬でむりやり症状を抑えての搭乗であるため、気圧の変化に伴う鼓膜の痛みがひどかった。減圧の際はまだしも(比較的に短時間だし)、高度が落ちるにつれ鼓膜が内側にへこんで来る痛みはきつい。何とか耳抜きはできたが、しばらくは耳が痛かった。
面白かったのは帰りの飛行機で上昇する際、右耳の奥で「シャカシャカ」という音がリズミカルに聞こえてきたことだった。音に合わせて軽いめまいも発生し、全体の状況としてはマラカスで右後頭部をリズミカルに殴られている感じ。ときどき「ポコン」と音がしてしばらく無音になる。しばらくするとまた「シャカシャカ」音がやって来て…の繰り返し。
ヒタヒタ、べとべと、びしゃびしゃ…後ろからついて来るモノの気配の幾割かは、こうした耳の中由来の音なのかもしれない。