UMA

実在が確認されていない動物をUMA(Unidentified Mysterious Animal)と呼んだのは實吉達郎先生だったろうか。実在が確認された場合、Identified Mysterious AnimalになるのではなくただのAnimalなのだろうな。
未確認動物は英語ではCriptedというらしいが、反対語はあるのだろうか。やっぱりAnimalでよいのだろうか。
未確認動物が確認されて通常動物となった例としてはゴリラのケースが有名だが、1800年台半ばには確認されている(ヨーロッパの動物園にいる)ので、そう新しい話でもない。

以前河童についてUMAとする説がある件を記述したが、妖怪ともUMAともつかない存在は日本では他に思いつかない。ツチノコには妖怪要素ががないし(野槌と同一存在とすれば別だがツチノコの手配書には結構はっきりと眼が描かれている)、天狗にはUMAの要素がない。
海外ではジャージーデビルなどが妖怪っぽいUMAにあたるだろうか。ジャージーデビルとはアメリカ ニュージャージー州で昔から目撃されるUMAである。馬のような頭部、こうもりのような翼、細い尾、ひづめが特徴。空を飛んでいるところが目撃されている。
…書いていて思ったのだがこれはシャンタク鳥ではないのか。というかジャージーデビルもシャンタク鳥もウマヅラコウモリではないのか。アフリカ原産だけど。ジャージーデビルの目撃場所でウマヅラコウモリが飼われていたなどという証言があれば納得しやすいのだが。

どうでも良い話だがニュージャージー州にはニュージャージーデビルズという名のアイスホッケーチームがある。名前の由来はなんとこのジャージーデビルなのであった。

モスマンという存在もあるが、人を追い掛け回したり犬を食べたりというUMA要素と、橋を落としたり脅迫電話をかけたり(これは映画だけど)という妖怪というより都市伝説要素がかけ離れすぎていて同一存在とは思えない。
もうモスマンはメガテン3で出てきた可愛い存在で良いのではないだろうか。