amazonのお勧めは少し不思議

 皆様ご存知の通り、amazonのマイストアページは、購入履歴からおすすめ商品を紹介してくれる便利なページだ。だが私へのおすすめ商品は何だか少し不思議な感じがする。
 例えば「ノンフィクション」のコーナーでは「源氏物語(与謝野晶子訳)」がトップを飾っている。源氏物語は虚構文学であるので全くのフィクションとは呼べないがしかしフィクションの形態をとっている以上ノンフィクションではないことは確かだろう、と思う(高校の古文の授業でやった知識しかベースにしていないので正しいかどうかもわからないが)。
 「歴史・地理」のトップが「見た人の怪談集(岡本綺堂著)」というのもどうだろうか。「旅行ガイド・マップ」のトップが「チベット旅行記(河口慧海著)というのはぎりぎりありなような気もするが、「科学・テクノロジー」のコーナーに苫米○さんの本をの載せるのは科学としてどうなのだろうか。「コンピュータ・IT」コーナーに「なれる!SE」があるのはもはや妥当だが、「資格・検定・就職」に「いきのこれ!社畜ちゃん」を置くのは悪意があるのではないだろうか。「産業・研究開発用品」として「簡易寝袋」が真っ先に挙がっているのには研究開発職への偏見が感じられるのだがもしかしたら実態を表しているのかも知れない。「ビジネス・経済」の筆頭が某新宗教の本なのは宗教ビジネスって儲かるよ、というおすすめに違いない。