メガテンGO

「ポケモンGO」日本上陸と聞いて最初に思い浮かべた単語が「メガテンGO」だったのだが、ネットで検索するとこの単語が山のようにヒットするので、同好の士の多いことに喜びを覚える。 実際メガテンGOはいけるのではないだろうか。同ゲームは拡張現実的な設定を取り入れた設定ということではゲームの中でも屈指の早さだったと思われる。 主人公の装備としておなじみの「ハンドヘルド・コンピュータ」の出力デ…

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状況は深刻、敵は不謹慎

「緑魔の町」というSF小説がある。作者は筒井康隆氏。この小説はジュブナイルの位置づけにされることが多いと思うが、それが正当かどうかは私にはわからない。 お話としては、学校の倉庫に閉じ込められてしまった主人公、ようやく脱出はしたものの、閉じ込められている間に町内の自分以外の人間が全て「あかなめ」にのっとられてしまっていることに気づくのだった…、というもの。 「流れよわが涙、と警官は言った」…

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人外大魔境

太田螢一氏のアルバムである。高校生時分に聞いていた坂本龍一のサウンドストリートでこのアルバムの存在を知った。 美しく、物悲しく、快活で、残酷。全編妖しい魅力であふれ返っている。 とりわけ「西安の子供市場」は印象が強烈で、今でも何かが売られていくシーンでは「ドナドナ」ではなくこの曲が脳裏を流れるのだ。 モチーフになっているのは言うまでもなく小栗虫太郎の「人外魔境」作品群。1939年から1…

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