帰省した折に、少し足を伸ばして初詣に参ったところ、神社の近くにこの様な施設↓ができていることに気がついた。

入館料が必要なのは癪だが、元日から開館しているとは商売熱心なことだと思い、入ってみることにした。
暇をもてあましていたということもあるのだが。
暇をもてあましていたということもあるのだが。
2017年開館ということもあり、きれいな施設だったが、この斬新過ぎるデザインには圧倒される。
内部は螺旋に昇っていく形式になっており、スクリーンに投射された富士山の光景を見ながら擬似登山体験ができるというコンセプト。
5階建ての建物内をスロープで登らされるので、そこそこ疲れる。あと、これプロジェクションじゃなくて液晶パネルでの表示の方が良かったのではないか。プロジェクションだとスクリーンに自分の影ができてしまう…。
5階建ての建物内をスロープで登らされるので、そこそこ疲れる。あと、これプロジェクションじゃなくて液晶パネルでの表示の方が良かったのではないか。プロジェクションだとスクリーンに自分の影ができてしまう…。
さらに言うと最上階までの最後の一階層は映像も何も無くただ薄暗い回廊を登らされるだけなので少し退屈。
と思ったのだが、実はこれが演出で、登りきった最上階でドアを開けると真正面に実物の富士山が見えるという趣向になっている。
薄暗い回廊に慣れた目に、蒼穹を背景に巨大な富士山が飛び込んでくるというのはなかなか考えられたもののように思った。
と思ったのだが、実はこれが演出で、登りきった最上階でドアを開けると真正面に実物の富士山が見えるという趣向になっている。
薄暗い回廊に慣れた目に、蒼穹を背景に巨大な富士山が飛び込んでくるというのはなかなか考えられたもののように思った。
ただ、それは雲ひとつ無い「正月みたいな空」だったから映えた演出だったのではないだろうか。曇天または日没以降であったらこれほどの効果は出ないかも…。
とまれ、富士山の構造を模し、擬似登山が可能で、頂上から富士山を眺めることができるというわけで、これは新しい富士塚であることは間違いない。
内部には富士山にまつわる展示や、ミニシアターでの映像上映もあったのだが、これはコンテンツの更新がキモになるだろう。
あと、映像には修験者による儀式をはじめ、富士信仰にまつわる興味深いシーンがあったのだが、惜しむらくは一切解説がないことである。
それなりに撮影には力を入れているだろうにただのイメージビデオになってしまっていてたいへんにもったいない。
資料として使えるモノを求む…。
それなりに撮影には力を入れているだろうにただのイメージビデオになってしまっていてたいへんにもったいない。
資料として使えるモノを求む…。