2018年11月16日 秋葉原書泉ブックタワー イベントスペースにて。
著者の松閣オルタ先生とゲストの本城達也先生によるトークショウ&サイン会に参加いたしました。
事前準備のすさまじい、猛烈に面白いイベントだったのですが、その全貌をお伝えすることはとてもできず、
以下は感想文のようなものになります。
・月刊『ムー』の販売実績の推移から始まり(オカルトクロニクルサイトのPV推移との逆相関!)、『ムー』のSWOT分析に至る、そこから導かれるオカルト出版業界の今後の展望。
確かに『ムー』の読者層は高齢化が進んでいるのかも。
超常現象に興味がある若者がいても、「『ムー』を買うのには抵抗がある」と言うのはわかるような気がする。
超常好き、というニッチなクラスタにいる者ならば、『ムー』は買って当然という意識(クラスタにいる者の意識)がある時代があったように思う。
私などはその時代に超常好きになったのだが、そのころは「超常好き」というクラスタは全く一般的ではなく、一部の特殊な人たち、という扱いだった(と私は思っている)。
そのころに比べると、現代はもっと「超常好き」が一般化しているのではないだろうか。
怪談が好き、廃墟探訪に興味がある、妖怪ブームですよね、など、超常、オカルト(っぽい)方面への嗜好を示すことは、普通にできるようになっているように思う。
それだけ一般社会に「超常的」な話題が浸透してきたということだろう。
反面、「超常好きといっても飽くまでもそういうのが好き、というだけで、ディープにはまっているわけじゃないんですよ」という意識を持つ層が多いのではないだろうか。
で、「ディープにはまっている」の証が『ムー』を買う、という行為になっているような。
超常現象に興味がある若者がいても、「『ムー』を買うのには抵抗がある」と言うのはわかるような気がする。
超常好き、というニッチなクラスタにいる者ならば、『ムー』は買って当然という意識(クラスタにいる者の意識)がある時代があったように思う。
私などはその時代に超常好きになったのだが、そのころは「超常好き」というクラスタは全く一般的ではなく、一部の特殊な人たち、という扱いだった(と私は思っている)。
そのころに比べると、現代はもっと「超常好き」が一般化しているのではないだろうか。
怪談が好き、廃墟探訪に興味がある、妖怪ブームですよね、など、超常、オカルト(っぽい)方面への嗜好を示すことは、普通にできるようになっているように思う。
それだけ一般社会に「超常的」な話題が浸透してきたということだろう。
反面、「超常好きといっても飽くまでもそういうのが好き、というだけで、ディープにはまっているわけじゃないんですよ」という意識を持つ層が多いのではないだろうか。
で、「ディープにはまっている」の証が『ムー』を買う、という行為になっているような。
これって、アニメファン層の変遷に似ているのではないか。
昔はアニメ好きを標榜するものならばアニメ雑誌を買うことは当然のことだった。
現在のアニメファンでアニメ雑誌を購入している者は少数派なのだろう。放映されるアニメの本数の増加に比べて、刊行されるアニメ雑誌の種類は減っている。
自分はアニメは好きだけどオタクではない、オタクの証が「アニメ雑誌を買う」という行為、という図式のようにも思える(今は「オタク」という語も一般化が進んでいるのでこの表現が適切かどうかはわからないけれど。ただ、「私もオタクで『ワンピ』とか大好きです」という某キャラクタの台詞が憎悪の対象として用いられる程度には「オタク」という存在はまだディープであるらしい)。
現在のアニメファンでアニメ雑誌を購入している者は少数派なのだろう。放映されるアニメの本数の増加に比べて、刊行されるアニメ雑誌の種類は減っている。
自分はアニメは好きだけどオタクではない、オタクの証が「アニメ雑誌を買う」という行為、という図式のようにも思える(今は「オタク」という語も一般化が進んでいるのでこの表現が適切かどうかはわからないけれど。ただ、「私もオタクで『ワンピ』とか大好きです」という某キャラクタの台詞が憎悪の対象として用いられる程度には「オタク」という存在はまだディープであるらしい)。
オカルトでもアニメでもその要素が一般社会に浸透しても、それが商業的には(紙媒体には)寄与しない、という時代ではあるようだ。
ムーとASIOSとオカルトクロニクルの融合…見たい気はするのですが。
・霊能力者、超能力者について
霊能力者のトリックについて。
空を飛んでしゃべるラッパ、実体化する子供の霊、トリックとしては失笑ものなのに、それを信じさせてしまう交霊会という場は興味深い。
トリックを公表した上で行われる現代の交霊会…あったら行ってみたい。
元「霊能力者」ラマーキーンの書いた暴露本『サイキック・マフィア』…確かにプレミアがついていますね。英語版ペーパーバックでも¥5000…。
この他にも「グリコ・森永事件」その重要人物「F」にまつわる(?)お話、「UFO研究も命懸け」など面白い、興味深いお話がいっぱいでした、が、残念ながら途中で時間切れ…!
「消える轢死体」ですと?続きは第2弾で、是非ともお願いしたい次第です。
「消える轢死体」ですと?続きは第2弾で、是非ともお願いしたい次第です。
いやあ、たいへんに面白く、すごいイベントでした。
トークショウの後のサイン会でもお話が盛り上がり、待っている間も全く退屈しない、そんな素敵なサイン会でした。
トークショウの後のサイン会でもお話が盛り上がり、待っている間も全く退屈しない、そんな素敵なサイン会でした。
次の機会を心待ちにいたしております。