昨日に引き続き感想をまとめて参ります。
長くなりそうな(熱くなりそうな)部分を抜き出しました。

「この円盤がすごい!」のコーナー
1962年に起きた「リヴァリーノ事件」について詳細に取り扱われている。

感想:
この事件、怖い。

3人の子どもを抱える貧しい男(リヴァリーノ)が夜中に目を覚ますと、小人が子どもの寝顔を覗き込んでいる。
戸外へ出たその何者かにリヴァリーノが誰何すると、「お前を殺してやる」という声が返ってくる…。

こんな滑り出しから始まるのだが、これは日本の昔話(怪談)としてもじゅうぶん語れてしまいそうだ。

つぶれたボール状の飛行物体(柄違いで2つ目撃されている)は火を噴いており(=燃えているとも取れる?)、シューシューと音を立てていたという点もあり、人魂の様でもある。日本の人魂には音を出すものもあるし(例:じゃんじゃん火)。

前日にリヴァリーノの家の上を2つの飛行物体が旋回していたという話も因縁めいていて、また、妖怪「舞首」を思い出させる情景でもある(首が一つ足りないけど)。舞首は、3つの首が口から火を吹き、そしてお互い罵り合うという妖怪なので、冒頭の「お前を殺す」発言は果たして誰に向けたものだったのか…などと妄想が広がってしまう。

まったくもって不可解な事件であるのだが、理不尽系の昔話と同じ類の読後感が漂います。
読んでいてぞくぞくするUFO話は実に久しぶりでした。
こういう話、もっと読みたい。

「UFOと漫画」のコーナー
来ました、ドラえもん!

超常現象から民俗学、考古学などいろんな話を渉猟する中で、高い頻度で説明に用いられるのがドラえもんである。広く知られていてかつSFチックな題材を扱っているという点ではこれ以上の作品はないでしょう。
大量消失不幸の手紙人身供犠…私が扱ってきたネタでドラえもんと重なるものだが、こうやって並べてみると陰惨だな。

ツチノコやネッシーなどUMAネタについては作中で扱われていることを知っていたが、UFOや宇宙人についてはあまり記憶になかった。
未来デパートでは異星生物展とかやっていたので、22世紀では普通に惑星間交流がなされているのかとも思うが、異星人が地球で普通に暮らしている図はなかったような…。

文中で紹介されている「未知とのそうぐう機」の話はそうとうに面白い。何か、初期の「うる星やつら」と似た感じもある(宇宙人だって伊達や酔狂で地球くんだりまで来てるわけじゃないんだよ的な感じ)。

筆者のものぐさ太郎αさんが指摘されているとおり、特に目的もなく、「呼び出せるから宇宙人を呼んでしまった」のび太はおかしい。呼ばれた方だって困るだろう。
しかし、そうすると、昔、コンタクトを望む人たちがテレパシー(やベントラ)で呼びかけていたのにはどんな目的があったのだろうか。

「聞こえていますか、お話しましょう」的な感じだったのではないか、と思う。
きっと宇宙的スケールのアマチュア無線だったのではないだろうか(と元ハム野郎は思うのでした)。
まあ、その「CQ、CQ」に応えてくれた存在がいたのかどうか…。

文中にも記述されているのだが、「ドラえもん」という作品がなければ、「一般的」な人にSF、超常ネタを説明するのにたいへん苦労するだろう。
末永く残っていってほしい作品である。

続きます。

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