「UFO手帖2.0」感想 その3

引き続き感想を述べて参ります。 「UFOと小説」のコーナー 今回取り上げられているのは「美しい星」。今年映画化もされた話題の作品である。 私は三島由紀夫とはあまり接点がなく、これまでに読んだのは短編集「真夏の死」くらいだろうか(「ゴーティエ風の物語」と銘打たれた「翼」を読むためだった)。あと「午後の曳航」(猫を殺すような奴は遠からず人を殺すようになるので早々に高く吊るすべきですよと…

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「UFO手帖2.0」感想 その2

昨日に引き続き感想をまとめて参ります。 長くなりそうな(熱くなりそうな)部分を抜き出しました。 「この円盤がすごい!」のコーナー 1962年に起きた「リヴァリーノ事件」について詳細に取り扱われている。 感想: この事件、怖い。 3人の子どもを抱える貧しい男(リヴァリーノ)が夜中に目を覚ますと、小人が子どもの寝顔を覗き込んでいる。 戸外へ出たその何者かにリヴァリーノが誰何…

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「UFO手帖2.0」感想 その1

先日文学フリマで入手したのだが、これがめっぽう面白いので、取り急ぎ所感を記してみる。 今回の特集は「カタチから入るUFO」。 先にも書いたのだけれど、三角形のUFOについてはやはり興味を引かれる。 巨大で超低空を低速で飛行し、内部にトラス構造のような骨組みが見える、となると、(形状にさえ目をつぶれば)飛行船が一番近いのではないだろうか。 三角形の飛行船というのが可能かどうかは…

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